最新の過敏性腸症候群(IBS)の原因と対策と研究

最新の過敏性腸症候群(IBS)の原因と対策と研究

最新の過敏性腸症候群(IBS)の原因と対策と研究

過敏性腸症候群(IBS)の原因としては、ストレス説、内臓知覚過敏説、食物アレルギー説、細菌性腸管炎症説、腸捻転説などさまざまな説があります。
 
 

 

 

 

そのうちストレス説は、
従来から常に有力な原因としてあげられています。
 
ストレスが原因で消化管の運動機能が障害を受けて、便秘や下痢が生じる説です。
 
 
ですが、同じようなストレスを感じていても、症状が出る人と出ない人がいたり、また同じ人でも症状が出たり出なかったりで、実際はストレス説については未だ解明されていません。
 
お医者さんによっては、精神安定薬や抗不安薬などの向精神薬を処方する場合もあるのですが、この薬物治療も実際は有効ではない場合も多いのが現状のようです。
 
 

 

 
 
次に有力な原因説としての内臓知覚過敏説は、腸管にちょっとしたわずかな刺激が伝わってしまっても、それを敏感に痛みとして感じとってしまうという説です。

 

 
この内臓知覚過敏説は、
刺激を感じ取る脳自体が過敏になっていることが考えられていますが、ストレス説同様に向精神薬で充分な効果が出ないことからも、この内臓知覚過敏説についても未だに解明されていません。
 
 
 

 

 
 

次の原因説としての食物アレルギー説は、食物アレルギーが起因して下痢が生じるという説です。
 
 
この食物アレルギー説では、下痢に特化されるため、便秘型や交換型の過敏性腸症候群(IBS)とは説明することが出来ないため、有力ではありません。
 

 

 

 

 

また、腸捻転説は、過敏性腸症候群(IBS)の方の大腸は、横行結腸から下行結腸にかけての部位の腸管が捻れて狭くなっていて、このように大腸が変形していることにより便秘や下痢が生じてしまうという説です。

 

 
器質性便秘と下痢という考え方です。
 
ですが、大腸の変形がどのようにして起こるのか、また大腸が変形している時、正常な形の時とがあり、この理由を説明できないため、未だに解明されていません。
 
 
 

 

 

 

ここ最近になって、
過敏性腸症候群(IBS)の最有力な原因として
考えられているのが、
細菌感染による腸管炎症説です。

 

 

 

 

 
この細菌性腸管炎症説は、過敏性腸症候群(IBS)の第一人者である日本消化管学会会長で東北大学医学部教授である本郷教授率いるチームによる説です。
 
この細菌性腸管炎症説は、腸内細菌の悪玉菌の中の一部の菌で、腸管内で軽微な炎症を起こさせている起炎菌が原因となって過敏性腸症候群(IBS)が発症するという説です。
 
 
 
この細菌性腸管炎症説が有力な証拠として、
 
@細菌による消化管感染に引き続いて過敏性腸症候群(IBS)が発症する。
 
A過敏性腸症候群(IBS)患者の消化管粘膜に極めて軽微な炎症の所見がみられる。
 
B過敏性腸症候群(IBS)患者の血液中に、種々の炎症関連マーカーの検査異常がみられる。
 
などがあげられています。

 
さらには、抗生物質を使って腸内細菌を死滅させてしまうと、過敏性腸症候群(IBS)の症状が消えて治るという知見が集積されてきています。
 
以上のことから、現在は過敏性腸症候群(IBS)の原因は腸内細菌の悪玉菌による感染によって引き起こされるものであると考えられています。
 
 
また、過敏性腸症候群(IBS)患者は、正常な方に比べ、大腸内の善玉菌であるビフィズス菌が減少しているという報告があります。(world J gastroenterolより)
 
 
詳細な内容としては、ビフィズス菌の減少により最も顕著な症状がでるのが、過敏性腸症候群(IBS)の便秘と下痢を交互に繰り返す交互型で、この症状の患者の大腸内の細菌を調査した結果、正常な人の約20%程度しかビフィズス菌が検出されなかったとの報告です。
 
また、過敏性腸症候群(IBS)の便秘型の患者の大腸内の細菌を調査した結果、ビフィズス菌が正常な人の約半分まで減少していたとの報告があります。
 
 

 

 

このように過敏性腸症候群(IBS)は、善玉菌であるビフィズス菌などが減少して、ビフィズス菌などの善玉菌が減少することで腸内バランスが悪くなり、悪玉菌が増えて過敏性腸症候群(IBS)の原因となる腸管炎症が生じてしまうのです。
 
 
実際に、過敏性腸症候群(IBS)の完治は難しく、治ったと思っても、また再発するという繰り返す病気です。
 
過敏性腸症候群(IBS)の治療で抗生物質を使った場合、悪玉菌だけではなくビフィズス菌などの善玉菌も死滅させてしまいます。
 
 
 
ですから、抗生物質で腸内細菌を死滅させても、1回限りの治療になってしまい、根本的な過敏性腸症候群(IBS)の治療にはなりません。
 
もっと怖いのは、抗生物質によって腸内細菌がほぼ全滅してしまった場合、免疫機能に悪影響を及ぼすことです。
 
ほかの病気が発症する可能性は避けられません。
 
 

 
アトピーや肌荒れ、花粉症、アレルギー性鼻炎などのさまざまな症状が発症、もしくは悪化する可能性は高くなります。
 
 
過敏性腸症候群(IBS)の治療には、すぐに治すことは考えずに長期的に治す必要があり、完治を目指すよりも長期的に緩和すること考えるしかありません。
 
いかに自分の体にあった腸内環境を整える必要があるかが大切になります。
 
 

関連ページ

過敏性腸症候群(IBS)の治療法
過敏性腸症候群の薬物治療方
過敏性腸症候群(IBS)ガス型の症例と対策
ガス漏れってかなり辛いですね。
過敏性腸症候群で病院に行っても効果がない方へ
過敏性腸症候群が完治しない方へ
カイテキオリゴとは?
過敏性腸症候群でも、カイテキオリゴは効果がありました。
どうしても治らない方は?
メンタルも強くすることが必要です。

ホーム RSS購読 サイトマップ